【ニュースリリース】流通業向け標準EDIのインボイス制度仕様にスマクラが対応

News Release

2022年9月30日


流通業向け標準EDIのインボイス制度仕様にスマクラが対応

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者:當麻 隆昭、以下 SCSK)が提供する、スマクラは、流通システム標準普及推進協議会(流通BMS協議会)から「適格請求書等保存方式(以下、インボイス制度)」に対応した流通BMS Ver2.1に準拠したシステム対応を実施します。

背景

2019年10月1日の消費税率引き上げに伴い、経過措置として「区分記載請求書等保存方式」が導入されました。また、2023年10月1日から複数税率に対応した消費税の仕入税額控除の方法として、インボイス制度が導入されます。インボイス制度で求められる要件とシステム対応は、業界ごとに異なるため、各業界で規定する業界標準に準拠した対応が必要となります。流通業界においては、2021年12月に規定された流通BMS Ver2.1に準拠する必要があります。

【インボイス方式から対応が必要となる要件】

対応が必要な要件 対象メッセージ 流通BMS Ver2.1対応
区分方式とインボイス方式共通で必要な要件
(2019年10月~対応開始)
①商品別の税率を明示 受領・返品 区分方式にて対応済み
②税率ごとに合計した対価の額を記載 支払 区分方式にて対応済み
インボイス方式から対応が必要となる要件
(2023年10月~対応開始)
③登録番号の記載 支払 登録番号を追加
④税率ごとの消費税合計額の記載 支払 区分方式にて対応済み
⑤端数処理は1請求につき税区分ごとに各1回 支払 区分方式にて対応済み
⑥返還インボイス対応 返品 譲渡年月を追加
⑦インボイスの保存義務(何をもってインボイスとするか) 受領・返品・支払 EDIデータを電子保存

インボイス制度に向けてのスマクラの対応について

流通業のスマクラ利用企業では、インボイス制度対応へのシステム上の不適合回避や担当者の対応負荷が軽減されます。スマクラ未導入の企業は、2023年10月1日のインボイス制度の開始前に駆け込み需要が想定されますが、約5ヶ月で移行が可能なサービスを提供します。
また、スマクラでは、流通BMS Ver2.1の方針に沿って、返品・支払の2メッセージ、EDIデータの保存対象としての受領・返品・支払の3メッセージをそれぞれインボイス制度に向けたシステム対応として2023年4月にバージョンアップ対応予定です。

【システム対応予定一覧】

スマクラ for BMS
Ver2.1に対応
流通BMSのチェンジリクエストに準拠し、最新Ver2.1に対応
【主な対応】
■返品メッセージへの譲渡年月1、譲渡年月2の項目追加
■支払メッセージへの登録番号追加に伴うコードリスト変更
スマクラ for Web
Ver9.0にバージョンアップ
流通BMS Ver2.1に合わせたバージョンアップを実施
【主な対応】
■返品機能での追加項目の画面表示および帳票・CSV出力
■支払機能での追加項目の画面表示および帳票・CSV出力
スマクラ データアーカイブ
Ver3.0にバージョンアップ
税務調査にスムーズに対応するための備えとして流通BMSに準拠し電子インボイスに対応したバージョンアップを実施
【主な対応】
■可視性確保のためWeb画面での検索・表示、PDF・CSV出力

提供価格

インボイス制度対応モジュール 300万円~

今後の展開

電子インボイス推進協議会(EIPA)が策定した、国際規格Peppol(ペポル)に準拠した日本標準仕様版への対応など今後の標準も見据えた対応を進める予定です。

本件に関するお問い合わせ先

商品・サービスに関するお問い合わせ

SCSK株式会社 スマクラサービスデスク
【TEL】 0120-08-3031
受付時間:月~金 9:00~17:30 (土日祝、年末年始を除く)
【Web】 https://form.scsk.jp/public/application/add/104

報道関係お問い合わせ

SCSK株式会社 企画本部 広報部 井上
【TEL】 03-5166-1150

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