【ニュースリリース】機密性の高いデータを企業間電子取引で利用可能にするEDIサービス「スマクラ® セキュア」を提供開始

News Release

2023年6月1日


機密性の高いデータを企業間電子取引で利用可能にするEDIサービス
「スマクラ® セキュア」を提供開始

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、企業間の電子取引(以下EDI)において、個人情報や金融関連データなど機密性・秘匿性の高いデータを安心・安全に連携する「スマクラ® セキュア」を2023年6月1日より提供を開始いたします。2026年3月までに30社の導入を目指します。

背景

2022年の改正個人情報保護法で、個人情報を取り扱う企業に対して「個人情報漏洩時の行政への報告義務」や「漏洩時の刑事罰の厳罰化」など罰則が強化されたことより、企業は情報漏洩のリスクへの対策を強化しています。一方で、企業間の取引の効率化・高度化を目的に、電子取引を導入する企業が増えていますが、個人情報や金融関連データなどを連携するために、暗号化やマスキングなどのセキュリティ対策を実施しているものの、人的ミスなどのリスクを回避できていない状況です。このたび、SCSKは長年のEDIサービスの提供で培った知見をもとに、企業が安心・安全に利用できる高い機密性を有するEDIサービスを開発しました。

「スマクラ® セキュア」の概要

「スマクラ® セキュア」は、スマクラ2.0(2023年5月23日発表の第2世代スマクラサービス)の環境上で提供するEDIサービスです。スマクラサービス側でEDIデータの暗号化機能を有しています。そのため各企業側で、暗号化やマスキングといった作業を実施することなく、高セキュリティな電子取引をご利用いただけます。

「EDIシステム連携基盤サービス「スマクラ® 2.0」の販売開始」はこちら

スマクラ® 2.0とスマクラ® セキュアの構成イメージ

スマクラ2.0とスマクラセキュアの構成イメージ

「スマクラ® セキュア」の特長

堅牢なシステム

EDIデータを暗号化するとともに、スマクラ側でのデータへのアクセス管理機能を強化し、お客様のEDIデータを高セキュリティ状態に保ちます。これにより、情報漏洩を防止し、安心安全なEDIデータの通信を行うことができます。

短期間での利用開始

クラウドサービスである「スマクラ® セキュア」は、一般的にお客様自身が高セキュリティ環境を構築する期間の約半分の3ヶ月程度でサービスを利用開始することが可能です。

AnserDATAPORT® サービスとの接続

2024年1月に予定されているISDN回線デジタル通信モードの提供終了に伴い、ファームバンキング(※)を代替サービスに移行する必要が出ております。移行先の代表的なサービスであるAnserDATAPORT® に「スマクラ® セキュア」から接続するサービスを提供します。

(※)企業のパソコンやホストコンピュータから、振込依頼や入金明細の取得ができるサービス

販売価格

新規導入の場合:初期費用400万円~、月額利用料20万円~

「スマクラ」について

スマクラは、EDIサービス提供38年、本部契約300社、年間数10兆円を超える商取引情報を支え続けるクラウド型の「EDIシステム連携基盤サービス」です。スマクラはこれからも最新技術への対応に向けた進化し続けるサービスとして、新たな通信手順や、セキュリティ、マルチブラウザ、通信テストの自動化といった技術にも対応いたします。

本件に関するお問い合わせ先

SCSK株式会社 スマクラサービスデスク
https://form.scsk.jp/public/application/add/104

※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。