お客様の声:AGC株式会社 青野 敦至 様
AGC
SCSKならサービスを継続いただけるという安心感があり、私たちのような製造業での実績も豊富です。費用も手ごろでしたので、スマクラの採用を決めました。
情報システム部 ITコンピテンスセンター 経財・資物グループ
青野 敦至 様
青野 敦至 様
背景・課題
長年使ってきたファームバンキングサービスが突然の終了
新たなサービスへの移行が急務に
ガラス、電子、化学品、セラミックスなどの素材を軸とした事業を展開する総合素材メーカーのAGC。同社は2018年の社名変更を機に、グループの企業姿勢を明示したブランドステートメント “Your Dreams, Our Challenge” を制定し、グループビジョン “Look Beyond” の実現を目指している。
これまで同社は、従業員への給与・賞与の振込、取引先への支払い、取引先からの入金などに、とあるベンダのファームバンキングサービスを利用していた。ところが2019年9月、そのベンダーから「2020年10月で現行のサービスを終了する」という告知を受け、急きょ代替手段を探すことになった。情報システム部 ITコンピテンスセンター 経財・資物グループ 青野様は、当時を次のように振り返る。
「既存のファームバンキング送受信サービスは、長年、不満もなく利用してきたので、突然の通知に困惑しました」
解決策と効果
サービスの継続が期待でき、製造業での実績も豊富な「スマクラ」を採用
以前と変わらぬ機能を安心して使い続けられる
AGCは新たなファームバンキングサービスについて、既存サービスより作業効率や安定性が低下しないこと、将来的に技術の継続性が見込めること、コストが適切であること、などの要件を求めた。そこで、同社はインターネットなどで情報を収集し、複数の候補をピックアップ。RFPを数社に送付して提案を受けた中から、SCSKが提供する統合EDIサービス「スマクラ」の採用を決めた。
「ファームバンキングサービスには、大手ベンダーが提供する金融機関向けの堅牢なサービスから、ベンチャー企業が提供する簡易的なサービスまで、さまざまなものがありますが、当社のような企業間取引が中心の企業では、どちらも極端過ぎます。一方、スマクラは仕様が複雑でなく、規模的にもピッタリです。また、上場企業のSCSKが提供しておりますので、継続的にサービスを提供してもらえる安心感があります。私たちのような製造業での実績も豊富で、費用も手ごろでした」(青野様)
機能面も、他サービスと比べてスマクラが優っていた。中でも決め手となったのが、以前のファームバンキングサービスでは追加開発で実装していた入出金の履歴照会画面が、スマクラでは標準で用意されていたことだ。この画面は、経理担当の社員が、ファームバンキングサービスで送金処理を実施した後、正しく送金や入金ができているかを確認する際に利用する。何らかの問題が発生したときに履歴が見えないと、銀行、EDI、基幹システムのどこに原因があるか、関係部署に問い合わせなければならないが、履歴がわかれば問題の切り分けもしやすくなる。「他のサービスは履歴画面がない、またはあっても、開発されたばかりで品質や使い勝手に不安があるものばかりでした。しかし、スマクラは標準で実装しているため、これまでの業務のやり方を変える必要がありません」(青野様)
スマクラの導入プロジェクトは、2020年1月にキックオフ。システム設計、ネットワークの敷設、運用設計、移行計画の策定、システムテスト、接続先テストなどを経て、2020年10月に移行を実施した。既存環境から切り替えたため仕様変更等はなく、作業はスムーズに進んだという。「基本に忠実に、進捗や課題を管理しながらプロジェクトを進めました。実際に利用する現場のユーザー、インフラやネットワークを開発する担当者の声を聞きつつ調整するのが大変でしたね。プロジェクトの期間中はコロナ禍ということもあって、基本リモートでの作業となりましたが、特に問題はありませんでした」(青野様)
リスクを最小化するため、金融機関の移行は段階的に行った。接続している金融機関は数社だが、各金融機関のスケジュール、口座利用の用途(人事と経理)、業務の繁忙期などを考慮して移行時期を調整している。
新たに導入されたスマクラは、従来のファームバンキングサービスと変わらず同社の業務を支えている。同社によれば、今回の移行により法令対応や他システムとの連携等、将来の発展性があるサービスが導入できたというのが最大のメリットだという。ISDN回線のサービス終了にも対応可能だ。
「また、以前のファームバンキングサービスは、ベンダに作り込んでもらった機能もあったのですが、スマクラには標準で装備されているので、結果として導入コストの抑制に繋がっています。高い運用効率と安定性が確保できたのも大きく、安心して使い続けることができそうです」(青野様)
AnserDATAPORT 接続後のシステムイメージ
今後の展望
スマクラを利用し、金融機関向け新データ伝送サービス「AnserDATAPORT(アンサーデータポート)」への移行を予定
AGCは、2024年1月のISDN回線のサービス終了に伴い、近いうちに閉域網を利用した金融機関向けデータ伝送サービス「AnserDATAPORT(アンサーデータポート)」へ移行する予定だが、その際にも「スマクラ for Internet EDI AnserDATAPORT接続サービス」を利用する。このほか、受発注データのEDI連携をスマクラで行うことも検討中だ。
「今後は、販売管理システムの受発注連携でもスマクラを活用していく可能性があります」(青野様)
今回、プロジェクトを支援したSCSKに対しては、ひとつひとつ確認しながら丁寧に進めていく仕事ぶりを評価。今後の継続的な支援に期待を寄せている。
「恒常的に発生するシステム変更に、迅速かつ確実に対応していただければと思います。また、業務の効率化に向けた新しいソリューションの紹介、提案もお願いしたいですね」(青野様)
ファームバンキングサービスの切り替えをきっかけに始まったAGCとSCSKの関係は、今後も深化していくことになりそうだ。
SCSK担当者からの声
AGC様からは、ファームバンキングサービスの切替としてスマクラをご採用いただきました。現行のサービスが終了するという納期厳守の案件においては、手戻りなく着実に丁寧に進める必要があり、何度も打ち合わせを重ね確認を行いました。また、お客様が金融機関とのテスト調整にご協力下さったこともあり、スケジュール通りにプロジェクトを完了することができました。
今後のISDN廃止に伴い、スマクラ for Internet EDI AnserDATAPORT接続サービスへの切替を引き続き実施するとともに、サービスの拡充やその他のソリューションの提供など、お客様の業務に貢献できるようご支援させていただければと考えております。
【会社名】AGC株式会社
【本社所在地】〒100-8405 東京都千代田区丸の内1-5-1
【設立】1950年6月1日
※2021年8月のインタビューです。

PAGE TOP