お客様の声:日本瓦斯株式会社 吉田 恵一 様・河口 宗人 様
日本瓦斯
2024年から利用できなくなるINS回線を利用した金融機関とのEDI(ファームバンキング)接続を、順次「スマクラ for Internet EDI AnserDATAPORT接続サービス」を使い、安心・安全に移行
代表取締役専務執行役員 エネルギー事業本部長
吉田 恵一 様(写真左)
エネルギー事業本部 エネルギーシステム開発部
マネージャー 河口 宗人 様(写真右)
日本瓦斯株式会社 吉田 恵一 様・河口 宗人 様

総合エネルギー企業の日本瓦斯株式会社(以下、ニチガス)は、先進的なデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいることで知られ、2022年6月発表の「DX銘柄2022※」では「DXグランプリ2022」にも選出されている。そんなニチガスのDX戦略の一翼を担っているのが、SCSK株式会社のEDIサービス「スマクラ」だ。間近に迫ってきたEDIの2024年問題の解決に向けて、なぜニチガスはEDIをアウトソースし、「スマクラ」を選んだのか。
※DX銘柄:2020年から経済産業省、東京証券取引所、独立行政法人情報処理機構が共同で、デジタル技術を使ってビジネスモデル等を抜本的に変革し新たな成長・競争力強化につなげDXに取り組んでいる企業を、東京証券取引所に上場している企業の中から選定している。

DXで成長を加速させるニチガス、EDIの2024年問題解決にアウトソースを検討
1955年の創業以来LPガス小売事業を展開してきたニチガスは、1997年のエネルギー自由化に伴い業容を大きく拡大させ、今は都市ガスや電気も取り扱う総合エネルギー企業へと変革を遂げた。顧客数や売上はこの20年で3倍近くに伸長している一方で大きな間接コストの伸びは見られない。この躍進には、同社のDXへの取り組みが大きく寄与しているという。
具体的には、エネルギー事業のあらゆる業務をリアルタイムで一元管理・処理できるフルクラウド基幹システム「雲の宇宙船」、1時間ごとにガスボンベの使用量が把握できるIoT装置「スぺース蛍」(スマートメーター)、24時間365日無人で稼働する世界最大規模のLPガスハブ充填基地「夢の絆・川崎」の稼働などだ。これらにより、仮想空間上に、容器・ガスの流れを再現しリアルタイムな状況把握が可能になり、ボンベ交換やボンベ配送の最適化、CO2削減などを実現させてきた(ニチガス版デジタルツイン)。
同社の代表取締役 専務執行役員 エネルギー事業本部長の吉田恵一氏は、「今後はこれらDXのシステムインフラを全国1万7000以上あるLPガス事業者様にも活用していただくプラットフォーム事業にも注力し、エネルギー業界全体の効率化を図りたいと考えています」とさらなるDX加速へ意欲を語る。
日本瓦斯株式会社 吉田 恵一 様
DXを積極的に進めるためのリソース確保の手立てにも余念がない。その一つが、ISDN回線サービス「INSネット」(デジタル通信モード)が2024年1月で終了することに伴うEDIの2024年問題への対応である。これまで自社で開発・運営していたEDIシステムの運用をアウトソースするという決断をした。
「DXに限らず、自社の人材でやるべきことと、外部のパートナーと共創することを切り分けることが大切だと思っています。EDIのように高度な専門知識が必要な定型業務はなるべくパートナーに対応いただき、自社の人材はよりクリエイティブな攻めの業務に投入していきます」(吉田氏)
重要なファームバンキング接続に「スマクラ」を採用し、さらなるDX加速に人材をシフト
ニチガスは、契約者の利用料金が収納される各銀行やコンビニ収納代行と、基幹システムの一部の機能である売上管理や入金管理をつなぐために、自社で構築したEDIでファームバンキング接続をしていた。万一止まってしまうとお金のやり取りが滞り、経営にも大きな影響を及ぼすリスクがあるため、事業の根幹をなす重要なシステムと位置づけられている。
日本瓦斯株式会社 河口 宗人 様
EDIの2024年問題への対応としては、EDI基盤を刷新し自社で構築運用し続ける、もしくは、アウトソースするという2つの選択肢があったが、同社はアウトソースすることを選択した。そのメリットを同社エネルギー事業本部 エネルギーシステム開発部 マネージャーの河口宗人氏は以下のように語る。
「一つは、自社の人材を使うことなく専門家による安定した運用が実現できるということ。そして、もう一つは、法制度の変更など新たな情報を私たちがアクティブに動かなくても提供してもらえることだと思います。今後DX領域へさらに人材をシフトしていくうえでは、自社でEDIを維持・運用し、今後の法制度などへ対応するための情報収集を行い、最新化させていくことは高いハードルになります。IT人材は、そう簡単に採用・育成できるものではないため、これまでEDIの運用保守にかかわってきた人材の負荷を軽減し、いかに新しい攻めの領域にシフトできるかが課題でした」
こうして同社は、安心、安全に任せられる会社・サービスであることを大前提として複数のアウトソース先を検討し、その結果選ばれたのが、AnserDATAPORT※接続も可能なSCSKの「スマクラ」だった。
※AnserDATAPORT:株式会社エヌ・ティ・ティ・データが金融機関向けに提供する、企業・自治体と金融機関との安全な取引を実現するINS後継回線ファイル伝送サービス。
ニチガスにおけるスマクラ活用のイメージ
日本瓦斯におけるスマクラ活用のイメージ
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EDIやクラウドに関して深い知見をもつSCSKを高く評価
「スマクラを選んだのは、SCSKがEDIに関する深い知見をもっており、クラウド上で運用されているニチガスの基幹システムに適合させるための提案が一番すぐれていたからです。そもそもクラウドとの接続に対して提案できる会社が少ない中で、どのように接続させるかを分かりやすく資料にまとめてくれたおかげで理解が進み、経営層への説明もしっかり果たせました。さらに、EDIの2024年問題や法改正などの将来を見据えた提案、長年のスマクラの実績、会社としての信頼性も評価できました」(河口氏)
スマクラの導入にあたっては、金融機関との連携、会計システムとの連携などニチガス側の担当者だけでは分からない部分は、SCSKの担当者が随時フォローすることで、しっかり着実に進めることができた。
開発や運用などさまざまな面でSCSKの知見に期待
今後について河口氏は、「ガスのシステムは、24時間現場で確実に使わなければいけないシステムが多数あります。自社システム運用でも、SCSKのEDI運用の知見を参考にシステムの安定化を図っていきたいです。また、EDIのような守りのDX領域を切り出し疎結合することにより、システム全体の長寿命化を実現したいと考えています」と期待を寄せる。
また、吉田氏も、「今後ニチガスでは、家庭のエネルギーマネージメントなどエネルギーソリューションの領域にも力を入れていきます。新規の開発案件、既存のシステムとの連携など、幅広い分野でSCSKと共創できればと思っています」とSCSKに期待を寄せる。
よりクリエイティブな領域に人材をシフトするために、EDI領域は深い知見を持つSCSKのSaaSを活用する――IT人材が慢性的に不足している今日、ニチガスの取り組みは多くの企業の参考になるだろう。
SCSK担当者からの声
日本瓦斯様においては、利用者の利用料金が収納される各銀行やコンビニ収納代行とのデータ連携基盤としてスマクラをご利用いただいており、事業の根幹をなす重要な役割を担っております。
今後は、EDIデータ連携の拡充や、クラウドサービスに関する開発、運用など様々な面で日本瓦斯様のDX推進に貢献していくことができるよう、引き続きご支援させていただきます。
産業ソリューション事業本部 営業部 第二課 北原 惇也
【会社名】日本瓦斯株式会社
【本社所在地】〒151-8582 東京都渋谷区代々木4丁目31番地8号
【創業】1955年7月
※2022年7月のインタビューです。

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