流通BMSガイド
通信プロトコルに関して
従来のJCA手順は、日本におけるEDIの標準でした。
流通BMSでは国際的に標準となっている3つの通信手順を採用しています。
一般的に、ebMSとEDIINT AS2は、サーバー方式を採用する大企業向け、JX手順はクライアント型で、低価格でEDIを実現したい中小企業向けとなります。
下記に、各種通信手順をまとめました。
JCA手順 | ebMS | EDIINT AS2 | JX手順 | |
---|---|---|---|---|
通信環境 | 電話回線 | インターネット | インターネット | インターネット |
通信速度 | 2,400bps / 9,600bps | 10Mbps~100Mbps | 10Mbps~100Mbps | 10Mbps~100Mbps |
通信可能データ | 英数カナ | 制限無し | 制限無し | 制限無し |
システム形態 | プル型 | プッシュ型 | プッシュ型 | プル型 |
データ長 | 128バイト 256バイト |
制限無し | 制限無し | 制限無し |
データ量 | 少量向け | 大量向け | 大量向け | 小量向け |
添付データ | 不可 | 可 | 可 | 可 |
特徴 | JCAが1980年7月に定めた通信手順。正式名称は取引先データ交換標準通信制御手順。 | アジア圏を中心に利用されている国際標準。SSL通信、XML暗号をサポート。 | 国際的なインターネット標準化団体のIETFが策定した国際標準の通信手順。ウォルマートを始め、欧米中心に利用。 | 国際標準で定められている通信プロトコル(SOAP-RPC)を使用した日本独自の通信手順。取引データ量が少なく、低コストでEDIを導入したい流通業者向き。 |