【ニュースリリース】ファームバンキングの「AnserDATAPORT接続サービス」がISO20022に準拠した外国送金業務に対応

SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長:當麻 隆昭、以下 SCSK)は、商取引情報を支え続けるクラウド型のEDIサービス「スマクラ」が持つファームバンキング接続機能「AnserDATAPORT接続サービス(※)」(以下 本サービス)に、国際標準化機構(ISO)が定める金融通信メッセージの国際標準規格ISO20022に対応したフォーマット変換機能と伝送手順を追加し、2025年1月より提供開始します。

(※)株式会社NTTデータが提供する金融機関向けデータ伝送サービス。https://www.adp.ne.jp/ISO20022.html

背景

国際銀行間金融通信協会(SWIFT)は、国際的なアンチマネーローンダリングの規制強化や送金処理の迅速化などの外国送金に関する課題への対応を目的に、外国送金のフォーマットをISO20022に移行することを発表しており、ファームバンキングで外国送金業務を行っている企業は、2025年11月までにISO20022対応のフォーマットへの変更や伝送手順の変更だけではなく、関連するシステムの改修も必要となります。
本サービスは、外国送金を行っている企業が現在利用しているEDIシステムのISO20022対応が費用面や期間面で実施が難しいといった問題に対し、短期間でISO20022対応のフォーマットへの移行を実現するとともに、外国送金業務の効率化にも貢献します。

サービスの概要

サービスの概要本サービスは、外国送金のISO20022に対応したファームバンキング接続サービスです。企業とスマクラの間はISO20022に準拠したXMLフォーマットと従来の固定長フォーマットの双方で連携が可能です。現在利用しているEDIシステムの外国送金のフォーマットが固定長の場合は、送金依頼のための「依頼データ」、送金意思確認のための「照合データ」、金融機関の処理結果を通知する「結果データ」を、スマクラが企業に応じたフォーマットに変換します。また、AnserDATAPORTとスマクラの間は、ISO20022フォーマットおよびJX手順での通信に対応しています。

外国送金ISO20022対応 AnserDATAPORT接続サービス概要図

サービス特長

短期間でのフォーマット作成

スマクラが用意している、外国送金で利用頻度が高いデータ項目をカバーする固定長フォーマット用の汎用テンプレートをベースにXMLフォーマットで利用するデータ項目を検討することで、短期間でフォーマットを作成することが可能です。

XMLフォーマットと固定長フォーマットの双方に対応

外国送金を行う企業とスマクラの間の通信は、XMLフォーマットと固定長フォーマットの両方に対応しています。固定長フォーマットで利用する場合は、スマクラが固定長フォーマットからXMLフォーマットへの変換XMLフォーマットから固定長フォーマットへの変換を行います、これにより、外国送金を行う企業のERPシステムにおけるEDIデータの変換機能の開発費用を軽減します。

送受信データのヘッダー情報を付与

送金依頼用の「依頼データ」、送金意思確認用の「照合データ」、金融機関の処理結果を通知する「結果データ」の連携機能を提供します。本サービスは、XMLフォーマットの場合でも、「依頼データ」と「照合データ」には、ヘッダー情報(※)<を付与して、金融機関に連携します。また、「結果データ」については、ヘッダー情報を除去して企業に連携します。

(※)外国送金を行う企業と本サービス間の総合振込、振込入金通知、入出金取引明細における通信制御、ファイル制御を 連携するためのインターフェース

価格

初期費用:300万円~ 月額費用:20万円~(税抜)

「スマクラ」について

スマクラは、EDIサービス提供約40年、本部契約300社、年間数10兆円を超える商取引情報を支え続けるクラウド型の「EDIシステム連携基盤サービス」です。最新技術への対応に向けた進化し続けるサービスとして、新たな通信手順や、セキュリティ、マルチブラウザ、通信テストの自動化といった技術にも対応します。

AnserDATAPORT接続サービスページ:https://www.smclbms.com/smcl/service_edi/AnserDATAPORT

本件に関するお問い合わせ先

SCSK株式会社 スマクラ事務局
https://form.scsk.jp/public/application/add/104

※掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。